OPIC2024でのZoom配信支援業務

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パシフィコ横浜で2024年4月22日(月)~26日(金)まで開催されたOPIC2024にてZoom配信業務を支援しました。

今回のOPIC2024では、コロナ禍明けで現地でのネットワーキングを重要視ということもあり完全対面開催を目標としました。そのため、一部の会議を除いてハイブリッド開催ではありませんでした。

しかし、一部の委員や海外からの招待講演者のスケジュールが合わず、現地での参加が難しいということもありOPIC事務局の要請で一部でZoomを用いた配信支援を行いました。

最初にプレナリーでの対応を示します。プレナリーは、会場のプレゼンテーションを一部の委員へリモート配信する方法をとりました。過去のハイブリッド開催では、Zoom Webinarを利用しましたが、今回は、配信先が限られていたためZoom Meetingにより視聴者への一方向の配信としました。

上図にプレナリーで使用した構成の概略図を示します。現地でのプレゼンテーションの機材を変更せずに対処する構成としました。具体的には、プレゼンターのPCのHDMI出力をHDMIスプリッタで分岐し、Zoom配信用のスイッチャーに接続しました。また、会場のライブ映像をWebカメラ(Insta360Link)で撮影し、会場の雰囲気が視聴者に伝わるようにスイッチャーで適宜切り替えました。

音声については、会場のPAから音声をもらいそれを配信用PCのUSBインタフェースに接続することで配信しました。接続確認用PCは、アクセスポイントに接続し、会場PAに接続しないマイクとヘッドフォンを接続することで会場へのフィードバックを避ける構成としました。

次の図は、一部の専門会議から要請のあった、リモート講演者のための構成例になります。プレナリーと異なり、プレゼンターが海外からリモート接続するため、メインPCをZoom Meetingのホストとし、ネットワークにWifi経由(今回は専用線の工事予算を確保できなかったため)で接続しました。また、サブPCを用意し、ネットワークのバックアップ回線(メインとは別のWifi端末に接続し、通信状態をモニタしながらメインが落ちたときに切替可能とする。)に接続しました。なお、今回のリモート講演時は、各回ともWifiのバンド幅に余裕があり、サブPC側を緊急時のバックアップとして使用する必要がなかったため、プレゼンターのビデオをピン止めし、スイッチャーでQ&A時にプロジェクターへの表示を適宜切替る方法で配信をおこないました。

以上簡単ですが、OPIC2024 Zoom配信支援業務について説明しました。