On Demand サービスと個人・小規模事業者
SUZURIのプラットフォームでPrint on Demand (PoD)ショップを立ち上げて数時間でズッキュン(SUZURIプラットフォームにおける”いいね”のような評価)評価をいただいたので、見ていただけることもあるのだと安心しました。そこで、はじめに評価をいただいた「かんざき しおみ」さんのSUZURIショップURLも紹介します。「モチもちさん」のキャラクターに会いたい方はぜひ訪問してください。(https://suzuri.jp/KanzakiShiomi/)
さて、本日はLWでもPrint on Demand (PoD)のサービスを使い始めたため、少しまとめてみようと思います。今回は、表の作成にPerplexityを活用しました。
以下は、国内外のPrint on Demandサービスを提供しているサイトの一覧表です。サイト名、ランク(主観的な評価)、簡単なコメントを含めています。
サイト名 | ランク | コメント |
---|---|---|
Amazon Merch on Demand | A | 高品質、迅速な出荷、高いロイヤリティ。審査あり、デザイン登録数に制限[1]。 |
Printful | A | 幅広い商品展開、高品質印刷、Shopifyとの連携が強み。 |
Redbubble | B+ | アーティスト向け、多様な商品、グローバル展開。 |
Teespring (現Spring) | B | 使いやすいプラットフォーム、ソーシャルメディア連携が強み。 |
SUZURI | B | 日本のクリエイター向け、デザインツールが充実。 |
Zazzle | B- | カスタマイズ性が高い、商品の種類が豊富。 |
Society6 | C+ | アート志向、インテリア商品が充実。 |
Spreadshirt | C | 欧州市場に強い、デザインツールが使いやすい。 |
CafePress | C- | 古参サービス、商品の種類は多いが品質にばらつき。 |
BOOTH | C | 同人作家向け、日本のサブカルチャー市場に強い。 |
この表は、各サービスの一般的な評判や特徴を基に作成しています。実際の使用感や満足度は個人や用途によって異なる場合があります。Amazon Merch on Demandについては、提供された情報を基にコメントを作成しました[1]。
Citations:
[1] https://lonesometype.com/amazon-merch-on-demand/
[2] https://www.lancers.jp/menu/browse/online_marketing/seo_services
[3] https://unreact.jp/blog/shopify-liquid-tag
[4] https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/public_procurement/catalog_all.pdf
[5] https://www.dac.co.jp/adguide/dacadguide_201804_vol1.pdf
[6] https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/assets/consumer_education_cms201_220609_01.pdf
[7] https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f9aea8a1-7032-40cd-a7b9-f840912e3989/469ccae0/20220607_get_involved_ideabox.csv
他にも同様のPoDサービスを提供しているサイトは多いと考えています。また、Etsyのように商品としてPoDを利用(PoDサービスをリンクできる)できる大手サイトもありますが、ここでは省きました。次の表はPerplexityのプロサーチで検索した例ですが参考のため掲載します。(通常検索と結果が異なるようです。)
以下は、Print on Demand (POD) サービスを提供しているサイトの一覧表です。サイト名、ランク(主観的な評価)、簡単な概要を含めています。
サイト名 | ランク | 概要 |
---|---|---|
Printful | A | 300種類以上の商品、高品質印刷、Shopifyとの連携が強み。世界各地に製造拠点あり[1][6]。 |
Amazon Merch on Demand | A | 高品質、迅速な出荷、高いロイヤリティ。審査あり、デザイン登録数に制限[5]。 |
SPOD | B+ | 速い生産・配送、competitive pricing、50種類以上の商品[8]。 |
Gelato | B+ | グローバルな製造ネットワーク、100以上の国に配送、環境に配慮[6][8]。 |
Printify | B | 幅広い製品カタログ、複数の印刷プロバイダーから選択可能[2][6]。 |
SUZURI | B | 日本のクリエイター向け、デザインツールが充実[8]。 |
Zazzle | B- | カスタマイズ性が高い、商品の種類が豊富[3][8]。 |
Redbubble | B | アーティスト向け、多様な商品、グローバル展開[3]。 |
Teespring (現Spring) | B- | 使いやすいプラットフォーム、ソーシャルメディア連携が強み[3]。 |
Gooten | C+ | 多様な製品カタログ、複数の製造パートナーとの連携[6]。 |
この表は、各サービスの一般的な評判や特徴を基に作成しています。実際の使用感や満足度は個人や用途によって異なる場合があります。また、市場の変化や各サービスの更新により、評価が変わる可能性もあります。
Citations:
[1] https://www.shopowner-support.net/customer_attraction_information/online/web-consulting/pod/
[2] https://printio.me/blog/pod-world-japan-2023ss/
[3] https://www.supdropshipping.com/ja/best-print-on-demand-products-to-sell/
[4] https://www.shopify.com/jp/blog/print-on-demand-books
[5] https://lonesometype.com/amazon-merch-on-demand/
[6] https://ecommerce-platforms.com/ja/articles/best-print-on-demand-companies
[7] https://www.supdropshipping.com/ja/print-on-demand-websites/
[8] https://www.shopify.com/jp/blog/print-on-demand-companies
次に3D-print on Demandのサービスについても一覧表に示します。
3Dプリントオンデマンドサービスの主要な提供者について、以下のようにまとめました:
サイト名 | ランク | 概要 |
---|---|---|
Shapeways | A | 幅広い材料と仕上げオプション、高品質な出力、デザイナー向けマーケットプレイス機能あり |
Sculpteo | A- | 迅速な見積もりと出荷、多様な材料、APIを提供し他サービスと連携可能 |
i.materialise | B+ | 100種類以上の材料と仕上げ、プロ向けの高品質サービス、複雑な形状に対応 |
3D Hubs | B | グローバルな製造ネットワーク、迅速な見積もり、CNCなど他の製造方法も提供 |
Xometry | B | AIを活用した見積もりシステム、幅広い製造技術に対応、大規模生産向け |
Protolabs | B- | 迅速な製造と出荷、設計支援ツールあり、少量生産向け |
Stratasys Direct | C+ | 産業用グレードの機器、航空宇宙など高要求分野向け、後処理オプション充実 |
Raise3D | C | FFFとDLP技術対応、迅速な納品、コスト効率の良いソリューション |
これらのサービスは、3Dプリントオンデマンドの分野で高い評価を得ています。各サービスの特徴や強みが異なるため、プロジェクトの要件や予算に応じて最適なサービスを選択することが重要です。また、市場の変化や技術の進歩により、これらの評価は変わる可能性があります。
Citations:
[1] https://all3dp.com/1/best-online-3d-printing-service-3d-print-services/
[2] https://www.shopify.com/blog/print-on-demand-companies
[3] https://www.reddit.com/r/3Dprinting/comments/14rv8s4/any_good_print_on_demand_services/
[4] https://www.raise3d.com/on-demand-3d-printing-services/
[5] https://www.topbubbleindex.com/redbubble-vs-printful
[6] https://litcommerce.com/blog/etsy-print-on-demand/
[7] https://www.supdropshipping.com/ja/best-print-on-demand-products-to-sell/
[8] https://www.stratasys.com/en/stratasysdirect/
さらに国内のサイトについて調査した表が次になります。
国内の3D Print on Demand (POD)サービスの一覧表を以下にまとめました:
サイト名 | ランク | 概要 |
---|---|---|
DMM.make | A | 高品質、多様な素材、ビジネス・個人向け両対応、マーケットプレイス機能あり |
3DTOWN | A- | 低価格、4KLCDプリンター使用、フィギュア特化、モデリング代行あり |
SUZURI | B+ | クリエイター向け、デザインツールが充実、アパレル・雑貨中心 |
アルテック | B | 産業用途向け、高性能プリンター使用、後加工オプション豊富 |
メルタ | B | 短納期対応、試作品製作に強み、3Dスキャンサービスあり |
キンコーズ・ジャパン | B- | 全国展開、身近な店舗での受け取り可能、ビジネス利用向け |
ツクルス | B- | 精密機械加工技術との融合、20種類以上の素材対応、コンサルティングあり |
SOLIZE | C+ | 自動車・航空宇宙産業向け、大型造形可能、設計支援サービスあり |
日本3Dプリンター | C+ | 高性能プリンター使用、後加工の種類が豊富、教育分野にも強い |
CAMIC | C | オリジナルキャラクターのフィギュア製作に特化、モデリングサービスあり |
この表は、各サービスの一般的な評判や特徴を基に作成しています。実際の使用感や満足度は個人や用途によって異なる場合があります。また、市場の変化や各サービスの更新により、評価が変わる可能性もあります。
Citations:
[1] https://oa-kanji.com/posts/3d-print-service-price
[2] https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/service7
[3] https://make.dmm.com/print/
[4] https://lp.arkema.com/ja/hpp/easy-3d/
[5] https://mag.tecture.jp/business/20230605-89733/
[6] https://www.bmf3d.co.jp/news/blog/13489.html
[7] https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20230425_1.html
[8] https://make.dmm.com
続いてMisumiのmeviyをはじめとした3D-CADデータをWebから入稿することでOn demandでの切削・板金加工などができるサイトもまとめておきます。
切削・研削加工のオンデマンドサービスを提供している主要な企業の一覧表を作成しました。これらのサービスは、ミスミのmeviyのような即時見積もりや短納期での加工サービスを提供しています。
サービス名 | 企業名 | 特徴 |
---|---|---|
meviy | ミスミ | 即時見積もり、最短1日目出荷、140種類以上の材料対応 |
Kabuku Connect | Kabuku | 即時見積もり、最短2時間で見積り、3Dデータでの見積り可能 |
RapidDirect | RapidDirect | オンライン即時見積もり、プロトタイプから量産まで対応 |
Xometry | Xometry | AIを活用した見積もりシステム、幅広い製造技術に対応 |
Protolabs | Protolabs | 迅速な製造と出荷、設計支援ツールあり |
3D Hubs | 3D Hubs | グローバルな製造ネットワーク、迅速な見積もり |
DMM.make | DMM | 3Dプリントと切削加工の両方に対応、スピード納品 |
Sculpteo | Sculpteo | 迅速な見積もりと出荷、多様な材料対応 |
i.materialise | i.materialise | 100種類以上の材料と仕上げ、複雑な形状に対応 |
FACTURE | ファクチャー | 即時見積もり、3Dデータアップロードで見積り可能 |
これらのサービスは、オンラインでの即時見積もり、短納期、多様な材料対応など、オンデマンド製造の特徴を持っています。ただし、具体的なサービス内容や対応可能な加工方法は各社によって異なる場合があるため、詳細は各社のウェブサイトで確認することをお勧めします。
Citations:
[1] https://www.kabuku.io/quote/
[2] https://prototool.com/ja/machining-services/
[3] https://www.rapiddirect.com/ja/services/cnc-machining/
[4] https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/blog/ogawa/16853/
[5] https://jp.misumi-ec.com/pr/vona/fs/cutting-tool/faq/
[6] https://jp.partners.meviy.misumi-ec.com/info/ja/service/machining/
[7] https://oa-kanji.com/posts/3d-print-service-price
[8] https://make.dmm.com/print/
最後に金属3D-print on Demandのサービスを提供しているサイトをまとめて掲載します。
金属3Dプリントサービスを展開している主要な企業の一覧表を作成しました:
企業名 | 特徴 |
---|---|
Wenext | 幅広い材料対応、後処理も提供、SLM技術使用 |
Xometry | DMLS・バインダージェッティング対応、多様な材料・仕上げ |
Protolabs | 迅速な製造と出荷、設計支援ツールあり |
Sculpteo | 迅速な見積もりと出荷、多様な材料対応 |
i.materialise | 100種類以上の材料と仕上げ、複雑な形状に対応 |
Stratasys Direct | 産業用グレードの機器、航空宇宙など高要求分野向け |
3D Systems | オンデマンド製造サービス、幅広い材料ラインナップ |
Materialise | 大規模な生産能力、医療分野にも強み |
SOLIZE | 国内最大級の金属3Dプリンター保有、熱処理や2次加工にも対応 |
白銅 | 最新鋭・最大級の金属3Dプリンター使用、幅広い鋼種ラインナップ |
DMM.make | 個人向けサービスも提供、3Dプリントと切削加工の両方に対応 |
Kabuku | 即時見積もりシステム、少量多品種生産に対応 |
これらの企業は、金属3Dプリントサービスを提供する主要なプレイヤーです。各企業の特徴や強みが異なるため、プロジェクトの要件や予算に応じて最適なサービスを選択することが重要です。
Citations:
[1] https://www.protolabs.com/services/3d-printing/direct-metal-laser-sintering/
[2] https://www.solize.com/service-solution/rp/3dprinting_metal/
[3] https://www.ipros.jp/cg2/3D%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/
[4] https://www.kabuku.io/quote/
[5] https://www.hakudo.co.jp/product/3d_printer/
[6] https://www.ipros.jp/cg3/%E9%87%91%E5%B1%9E3D%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BF/
[7] https://www.wenext.com/blog/3D-Printing/metal-3d-printing-services
[8] https://www.xometry.com/capabilities/3d-printing-service/metal/
この中には、PCB基板の製作や金属3D-print on Demandサービスを行っているJLCPCBやPCBWayなどの中国企業が入っていないことからも、まだ表以外の多くの企業が各種のPoDのサービスやそれらに類する試作や少量産、多品種向けのサービスを提供していると思います。
以前からPCBについては同種のオンデマンドかそれに近いサービスは(データ入稿により直接人とやり取りしなくても出荷…必要なら部品実装も…まで完結する。)あったので、回路技術者にとってはアナロジーとして受け入れやすいと思います。今後、データ作成だけをファブレスでおこない各種オンデマンドサービスを用いて完成品を工場から直送して販売するというモデルがAIの利用も含め正常に進化することを期待しています。個人や小規模事業者がハードウェアのニッチ市場開拓でハイテク分野で生き残り成長することが可能になるためです。ハードウェア開発を主とするLWとしても本分野からは当事者として目が離せません。
機会があれば、具体的な利用事例について報告できればと思いますが、通常の業務は公表できないことも多いのでSUZURIのような身近な例からも引き続き情報を共有できればと考えています。(LambdaWKS)