ロボテックス展
9/6に幕張メッセでネプコン(24. 9/4-6)展などと同時開催されたFactory Innovation Week (September)2024展示会に参加した。その中の一つがロボテックス展であった。ロボテックス展では主にAMR(Autonomous Mobile Robot)…自律走行搬送ロボットが動態展示されていた。ここでは、株式会社Preferred Robotics社が出展していた「カチャカ」について簡単に記載する。
カチャカは、プロ版とホーム版があり、プロ版は30kg, ホーム版でも20kgまで積載が可能ということであった。LiDARを搭載し、SLAMによる走行が可能でGit Hubからプログラム用のライブラリが入手できると説明された。また、ROS2を使用しているため、ユーザ側にROS2での開発リソースがあれば、他の機能を付加した独自のユニットも開発可能なAMRプラットフォームということだった。基本システムでは数十万から導入が可能なようである。また、同種のAMR国内シェアも一番高いという説明であった。
LambdaWKSでも自走式のロボットや多関節ロボットを用いた応用開発を行っているがそのプラットフォームとしてカチャカホームは導入コストから魅力がある。今後、画像処理をはじめとした各種AIを搭載したFPGAボード等がさらにXRのサブシステムとして利用しやすくなることは間違いない、そこでXR技術からはまだ共通化が途中段階のAMRデジタルツインのハードウェアプラットフォームの一つとして注視している。低コスト・高信頼性で大きな積載能力を使った実装実験が可能なAMRやドローンの活用はXR技術の併用によりさらに応用・適用範囲が広がると考えているためである。(lambdaWKS)