プロデューサーの視点

先日訪れたマーケティングWeek(旧Japanマーケティング Week)で動画と静止画を、メ
ディアに合わせて量産するサービスを展開する制作会社のブースに立ち寄った。LPのURL
や必要情報をフォームに直接入力するだけでペルソナ設定やコピー案を作成、クリエイテ
ィブやコピーを展開メディアに合わせて大量に生成するサービスだ。当日は通信環境の悪
化によりデモまでは見ることができなかったが日を改めてデモを見せてもらった。デモ素
材とはいえペルソナ設定からコピー作成までのスピードは驚異的という言葉では足りない
ほどのインパクトだった。

実は前職で世界的検索エンジンの会社からの依頼で、出稿する事業者のタイトルにするコ
ピーのプロトタイプを大量作成するという仕事に携わったことがある。
手元に資料が残っていないので正確な数字はわからないが、3センテンス20文字以内の見
出しコピーを約1000本開発、期間は3ヶ月。といった内容だったと思う。
様々な業種と使用機会に適用できる汎用性のあるコピーの開発だった。

メンバー8人(プロデューサー、プランナー、プロジェクトマネージャー、コピーライタ
ー5名)で3ヶ月(もちろん100%稼動ではないが)。
その時の経験があるので本当に驚いたわけだ。

AI学習に過去の自社制作物を使い、アウトプットも自社コピーライターのチェックを行う
などしてクオリティの担保を図っているとのこと。

クオリティ部分の検証もAIで行えるようになればこの会社が狙っているように広告運用担
当者の強力なツールになることは間違いない。

人力で運用を行うことで収益を継続的にあげるビジネスモデルが収益性や手法で転換点を
迎えている気がするがこれはまた別の機会に。

生成型AIは日々アップデートされているのでそれを活用したサービスの今後の進歩にもさ
らに拍車がかかることだろう。

(リバーランズ)