LDT研究会告知:第33回LDT研究会開催@宇都宮大
第33回LDT(レーザーディスプレイ技術)研究会が2024年11月25日(月)12:40~17:00まで宇都宮大学(宇都宮大学 ロボティクス・工農技術研究所(REAL)&オンライン(ハイブリッド開催) 〒321−8585 栃木県宇都宮市陽東7−1−2(JR宇都宮駅からLRT(便多数))で開催されます。
写真はLRT(次世代型路面電車システム)で宇都宮駅から宇都宮大までの移動に使えます。まだ宇都宮LRTを利用されていない方もこの機会に宇都宮大を訪問してください。
今回の第33回LDT研究会の各講演の共通テーマは「デジタルツイン」です。様々な視点からのデジタルツインの研究、開発、応用について知ることができます。
開催はハイブリッド開催になります。現地参加可能な定員が通常より少ないので、早めの申込みをお勧めします。当日案内および申し込みサイトは(https://www.opt-seminar.jp/ldt33/)になります。申し込み方法等は前記サイトをご連絡ください。また、LDT技術研究会を知りたい場合は、(https://ldt.jp/) 参照してください。
今回の講演からデモ有りの講演についてピックアップして次に紹介します。(一部ですます調とである調が混在していますが、講演者からいただいた情報をそのまま掲載したためです。)
クラスターメタバース研究所:廣井裕一氏
講演テーマ:「メタバースが切り拓くサイバーフィジカル融合:空間と人間の新たな連携」
講演内容:
メタバース技術の進化にともない、デジタルツイン技術は大きく拡張されつつある。従来のデジタルツインは物理対象の単純な複製にとどまっていたが、メタバースがもたらす多人数参加・相互運用性、リアルタイム性などの特徴により、サイバーフィジカル間での相互作用が可能な動的環境へと進化している。このようなメタバースと実空間の連動に関して、クラスターメタバース研究所で行われている取組を紹介する。
さらに、新しいデジタルツインの形態として、アバターの役割に注目する。アバターを介してサイバー空間の身体性を自在に上書きすることで、自己の認知や行動をも増強できることが知られている。この発展として、拡張現実(AR)によりフィジカルな身体性をも拡張する「ARアバター」の可能性について論じ、単なる空間を超え、人間の認知や行動をもサイバーフィジカル間で連携することを目指した取り組みを紹介する。
クラスター社は、メタバースプラットフォームを日本発で構築されており、今回は休憩時間にデモも予定されています。次にDisguise Japan:三寺 剛史氏の講演を紹介します。Disguise社(UK本社)は、U2がこけら落とし公演をおこなったラスベガスSphereで有名です。当日は休憩時間に事業紹介のデモも予定されています。
Disguise Japan:三寺剛史氏
講演タイトル: 仮想世界と現実世界の融合 〜エンターテイメントとバーチャルプロダクションの視点から
講演テーマ(内容の概要): 仮想世界と現実世界の融合は、xR、ラスベガスSphereなどのイマーシブ体験、ライブエンターテイメント、バーチャルプロダクションなど様々なアプリケーションにおける演出手法として活用されています。
それらの仕組みを解説するとともに、CGなどのアセット制作の手法として注目されている生成AIやデジタルツインもトピックスとしてピックアップします。
今回の講演会場は宇都宮大で、第33回LDT研究会の主担当である山本 裕紹 教授(宇都宮大学)の「空中ディスプレイの現状と未来」も見逃せないと思います。また、現地参加者は山本研究室見学ツアーにも参加していただけます。
以上、簡単ですが、第33回LDT研究会を紹介いたしました。(lambdaWKS)